こんにちは、つしまです。
早いもので、フューチャーに入社して3ヶ月が経ちました。ということで今回は自分のための記録を兼ねて、タメになった先輩デザイナーからのフィードバックを記事にしたいと思います。Illustratorの効率化にフォーカスして、つまずいたポイントと、それに対する先輩から学んだ技についてまとめました。
基本の時短技
先輩から学んだテクニックはたくさんあるのですが、中でも作業が特に速くなった4つの技をまとめておきます。
整列時に便利なキーオブジェクト
レイアウトをする際に必ずと言っていいほど使う機能の一つに整列や分布があります。整列機能は、選択したオブジェクトのうち一番上にあるオブジェクトに合わせて整列してしまうんですが、特定のオブジェクトを動かさないようにしてそこに整列させたい場面ってありますよね。
今まではオブジェクトを整列させた後に、適当な位置にドラッグで戻していました。それだと、戻した後にオブジェクトの位置を再度調整する必要があり、効率的ではありません。
そんなとき教えてもらったのが「キーオブジェクトに整列」という機能です。
いつものように整列させたいオブジェクトを全て選択したら、その中で基準にしたい(動かしたくない)オブジェクトをクリックするだけ。1つのオブジェクトを基準にして整列してくれる機能なんですが、これがとても使えて便利でした。
同じ場所の前面にペーストする
制作に入る前に必ずマージン(余白)を設定します。
例えば、オブジェクトに対して左右5mm上下7mmずつの余白を取るとします。
今まではオブジェクトの枠を長方形で作った後に、オブジェクトより周り小さいサイズの長方形を作り、中心に配置していました。しかし、これでは工程も多く正確ではないし、時間がかかってしまいます。
そこで教わったのが「 ⌘+F で前面にペースト」です。
ペーストした長方形は変形パネルで余白分を引いたり、矢印キーの入力で簡単にサイズを変更できるので圧倒的に作業が早くなりました。また、ひとまわり小さい枠を作るときは「パスのオフセット」を使うと便利と知り、長方形ツールで上下左右3mmの小さいオブジェクトを作成し、整列で…といっためんどくさい作業を省略することができるようになりました。
選択ツールショートカット
今までグループ内のオブジェクトを選択したいとき、いちいちグループを解除したり、ダブルクリックで潜っていったり、ダイレクト選択ツールに切り替えるマウス操作がいちいち大変でした。
そんなとき「⌘を押してダイレクト選択ツールに切り替え」
というショートカットを聞き、解決しました。
選択ツールには個別で[V],[A]というショートカットがありますが、⌘を押すたびに黒・白と行き来できるのがすごく楽でした。グループ内のオブジェクトを選択する際はグループ選択ツールを使う方法もありますが、⌘を押しながらクリックするだけのこのショートカットがとても使いやすかったです。
スポイトツールの便利な使い方
文字のスタイルはそのままに塗り色だけ拾いたい、アピアランス設定は無視して枠の色だけ欲しい、という場面が結構あります。今まではアートボード外にスポイトする用のオブジェクトを置いていました。
しかし「Shiftキーを押しながらスポイトツールを使うと色のみ拾える」
と学んで、一気に楽になりました。
目当ての「塗り/線」のどちらかをアクティブにし、Shiftキーを押しながらスポイトツールで目的の色をクリックするだけで色のみ拾うことができるので、文字のスタイルなどは変わらず、後からフォントを変更する作業やオブジェクトを置いておく作業がなくなりました。
時短につながるイラレのショートカットキー
まだまだショートカットキーを覚えている最中なのですが、出番多めの機能たちををまとめておきます。慣れておくと作業も楽になると思うので、早く使いこなせるようにしたいです。
最後に
この3ヶ月を振り返ってみるとデザインを勉強することに必死で、ツールの理解にまで意識が向いていなかったなと思います。デザインの勉強はもちろんですが、これからは作業の効率化を意識するよう心がけていきたいです。教えてもらったことを実践しながら、少しでもスピードアップすることを目標にひとつひとつ取り組んでいきたいです。