こんにちは、つしまです。今週はDMはがきの制作に注力した1週間だったので、制作過程で新しく気づいたことや改めて学んだことをまとめていこうと思います。
1. 伝えたい内容にメリハリをつける
DMデザインで大切なのが、伝えたいポイントがパッと見てわかるデザインにすることです。そのために大切なのが、伝えたい内容にメリハリをつけるということです。
特にお客様に伝えたいことや気付いてほしいところを目立たせて、その他の部分を控えめにすると、より伝えたい部分を強調させることができます。縦横の文字列をそろえ、フォントのサイズが統一されたデザインは見た目の印象はきれいですが、一番伝えたい部分がどこかわからなくなってしまいます。
見出しだけフォントを変えたり色を変えたり、きちんと読んで欲しい部分とそうじゃない部分のメリハリをつける工夫を忘れないようにしたいです。
2. スムーズに読めるようなレイアウトを意識する
レイアウトを考えるときに意識するのが視線の流れです。人間の目は、左上から右下へと移動します。視線の動きを意識してレイアウトを配置することで、読みやすいDMを作成することができます。
例えば、文章量のある要素を続けて配置すると、内容がつかみにくくなり、興味も薄れてしまいます。左のテンプレートでは、まず初めに秋のマルシェという文字が目に飛び込んできます。続いて、日付、時間、場所、内容、問い合わせ先、地図というように、スムーズにDMの内容を把握することができます。
レイアウトによっても、見やすさや目立ちやすさが変わるので、要素を効果的に配置して、より印象に残る紙面作成を心がけていきたいです。
3. アイキャッチを入れる
DMに掲載する情報量が多い場合、レイアウトに気をつけないとどの順番で読んだらいいのか混乱したり、どの部分に一番注目すればいいのかわからなくなることがあります。そんなときに、矢印や数字などのアイキャッチとなるデザイン要素を配置する方法です。
アイキャッチを入れると流れを作ることもできますし、注目させたい部分に「特典」などのアイコンを入れると、視線を誘導することもでき、内容をスムーズに理解させることができます。
また、DMは季節やイベントに合わせた配色で興味を惹きつけて、読んでもらうように工夫することも大事です。季節やイベントに合った色を使用することで、読み手に自然に共感を与えることができます。
4. メリットになるような特典を掲示する
DMを受け取った人だけが得られる得点を「オファー」といいます。割引券やクーポン、プレゼント、イベント招待、無料キャンペーンなどが挙げられます。
より多くの人の目にとまるDMを作成するためには、DMを見ることでメリットがあるということを伝えることが大切です。例えばクーポンや割引券などの特別なお知らせがあると、よりDMを読んでもらいやすくなります。
しかし、たとえクーポンや割引券のお知らせがあっても、それがDMの目立たない場所にあれば目に留めてもらいにくくなります。メリットを目に留まりやすい場所にわかりやすくデザインすることが大切なポイントです。
さいごに
どの媒体でも言えることですが、DMは見る人に内容が伝わりやすく興味を惹きつけるデザインにしなければなりません。情報量が多くても、ごちゃごちゃとした印象を与えないためには、これまでまとめてきた、デザインにメリハリをつけるといった工夫が効果的です。
写真やイラストなども効果的に用いて「よく読まなくても簡単に理解できる」デザインを目指したいです。