Illustratorで文字に動きをつける方法

こんにちは、つしまです。今週はパンフレットの制作で、タイトルデザインを考えました。そこで今回は、ロゴを作成したり、タイトル文字に動きをつけたいときに便利な、Illustratorの文字を変形する機能についてまとめます。

文字を自由に変形したい場合は、アウトライン化すると、ダイレクト選択ツールなどでパスを加工できるようになります。しかし、アウトライン化してしまうと、後からフォントを変更したり、文字ツールでテキストを修正したりすることができなくなってしまいます。次項からは、テキスト情報を保ったまま文字を変形できる機能について紹介します。

目次

文字パネルで変形させる

少し手間はかかりますが、変更したい文字を文字ツールで選択して、文字サイズや角度を入力したり、ベースラインを調整する方法です。文字パネル内には覚えておくと便利な機能がたくさんあります。

「ワープ効果」で変形させる

ペンツール等で作成したパスオブジェクトや文字オブジェクトを簡単に変形できる機能です。

使い方
  1. テキストを選択した状態で、画面上部の[効果メニュー]→ [ワープ]→15種類の中から適用したいスタイルを選ぶ
  2. 「ワープオプション」ダイアログが表示されるので、必要に応じて設定を変更して適用する
  3. 完成

デザイン制作でよく用いられるアーチ型などの汎用的な変形があっという間に適用できます。ワープ効果で変形したテキストは、後から文字の修正をしたり、フォントを変更することが可能です。

「文字タッチツール」で変形させる

直感的な操作で個々の文字の大きさや位置を簡単に変更できるツールです。ツールバーの文字ツールを長押しすると選択できます。文字タッチツールで調整したい文字をクリックすると、その周囲にバウンディボックスのような枠が表示されます。

行いたい操作に合わせてハンドルをドラッグして文字を加工していきます。上図のように表示されているハンドルごとに機能が割り当てられているので、一文字ずつの操作を文字パネルを使わずに行うことができます。

文字が打ち替え可能な状態を保ったまま、ポップなタイトルデザインや、見出し文字を簡単に作成することができます。手書き風フォントとの相性もよく、文字にリズムをつけたいときなどに便利です。

「エンベロープメッシュ」で変形させる

エンベロープ機能を使うことで、図形の形状に合わせてテキストを変形させることができます。好きな形のオブジェクトに合わせて簡単にテキストを変形できるので、ロゴ制作等にとても便利な機能です。

使い方
  1. オブジェクトとその中に入れたい文字を用意 ※オブジェクトを最前面に配置する
  2. オブジェクトとテキストを選択した状態で、上部メニューから[オブジェクト]→[エンベロープ]→[最前面のオブジェクトで作成]をクリック
  3. 完成

アウトライン化されていないのでテキストの変更も可能です。

さいごに

Illustratorで文字に動きをつける方法をまとめました。ロゴや見出しをはじめとしたデザイン制作に使える機能だと思うのでうまくツールを活用して、見栄えも良く、後から加工がしやすいデータ作りを心がけていきたいです。

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