こんにちは、つしまです。今週は季節感を伝えるデザインの表現が必要になることが多かったです。デザインの中には、季節感が全面に出ているデザインや、季節感が雰囲気として感じられるデザインなどさまざまな表現方法があります。
そこで今回は、季節感を伝えるデザインの表現方法をいくつかまとめていきたいと思います。
季節に合った配色を使用する
「写真やイラストなどの具体的な素材を用いることによって季節感を表現する」以外の手法で、季節感を演出するためには、適切な配色の選択がいちばん重要だと思います。各季節には一般的にイメージする色が必ずあります。
例えば、春には爽やかなパステル色、夏には明るく鮮やかな色、秋には落ち着いた深みのある色、冬にはクールで穏やかな色などが使われています。
季節感を出したいデザインの背景やアクセントに適切な配色を取り入れることで、より季節感を向上させることができます。
モチーフで季節を連想させる
具体的なイラストを用いることと似た内容ですが、枠線や帯、アイコンの形を工夫するのも効果的です。
例えば、春には桜の花びらや新緑、夏には太陽や海、秋には紅葉やかぼちゃ、冬には雪の結晶やクリスマスツリーなどが代表的な要素として挙げられます。これらのイメージを季節に合ったアイコンに変更するだけで、季節感を直感的に伝えることができます。
また、フレームや帯などの形を季節によって変化させてみるのも効果的です。
帯を青地にして波打つような形にすれば水や海のようなイメージになり、夏を連想させることができます。一方、赤とゴールドを用いて水引のようなイメージを表現すれば、お正月を連想させることができます。
他にも、コンテンツを区切ったり囲ったりするときに、単純に四角で囲むか円で囲むか、直線と曲線を工夫するだけでもニュアンスに違いが出ます。これを季節に合った配色と組み合わせれば、より四季を感じてもらえる演出ができそうです。
季節の雰囲気に合ったフォントやレイアウトにする
フォントとレイアウトも、季節感を演出するために活用できる要素です。フォントの種類やウェイトを変えることで、デザインに季節感を与えることができます。例えば、春には少しゆるりとした優雅なフォント、夏には遊び心のある力強いフォント、秋には安定感のある温かみのあるフォント、冬には落ち着いた繊細なフォントなどを使用することがあります。
また、カーニング(文字間調整)や組み方を少し変更するだけでも、印象を変えることができます。テキスト自体も季節に合ったキャッチフレーズやメッセージを盛り込み、手を加えていくことで、より季節感を強調することができます。
さいごに
季節感を伝えるデザインの表現方法をまとめました。
ターゲットとなるユーザーを意識してデザインにあった素材や表現方法を選んだり、制作したい季節感の方向性にあったフォントを使用してバランスよくデザインをするよう心がけたいです。また、季節感を演出する要素をどれだけ使用するのか考えることも重要だと思いました。