こんにちは、つしまです。今週はパンフレットの作成を行いました。デザインをする際にいつも同じような背景を選んでしまったり、素材を選ぶのに時間を使ってしまったり、背景をどうするか迷うことが多かったです。
最適で素早い背景の選定ができるようになりたいと思ったので、今回はよく使われる背景を選抜し、それぞれが与える印象についてまとめてみようと思います。
デザインでよく使われる背景
ベタ塗り

ベタ塗りは文字通り、背景を一色で塗ったパターンです。
過去に制作したデザインの中でも数多く使用されています。
ベタ塗りはシンプルに文字や画像を引き立たせてくれるので、文字や文章が読みやすいです。また、見る人にブランドカラーを強くアピールすることができます。
グラデーション

背景にグラデーションを持ってくるのも、デザインでは頻繁に使われる背景パターンです。
色が薄い部分と濃い部分のコントラストができて立体感が生まれるので、画面に奥行きがでました。べた塗りからグラデーションにするだけでも凝った印象になります。
また、グラデーションをかける方向によっても印象が違って見えます。
写真

画像を背景に持ってくることで、イメージをダイレクトに伝えることができるのでグッと世界観を引き立たせることができます。
選んだ画像によっては文字や文章が見えにくくなってしまう場合もあるので、画像の上から透明度を下げたベタ塗りのレイヤーを被せるなど、見る人が読みやすいような工夫をする必要があります。
図形パターン

デザインにおける背景パターンとは、左の画像の背景のように何らかの図形や模様などが連続したものを指します。
単色で構成された背景のWEBデザインよりも使用した部分のコンテンツを目立ちやすくさせる効果があります。
写真に比べると存在感は薄く、デザインに合った柄をさりげなくワンポイントで使うことで、にぎやかな雰囲気を出すことができます。
テクスチャ

ベタやグラデーションに水彩や和紙などのテクスチャを加えて質感を出します。
例えば左の画像のようなノイズ効果を加えると、ザラザラとした質感が足されたことにより、ベタやグラデーション単体の単調さから、アナログ感や高級感などの味わい深い印象になります。
さいごに
背景には意外にも種類がたくさんあり、普段何気なく見ている背景にも明確な意図が込められていることを再認識できました。デザイン時には、感覚に頼らず、しっかりと目的を持って背景を選びたいと思います。デザインに物足りなさを感じるときは、パターンや質感をプラスするのも良いなと思いました。
また、背景アイデアの引き出しを増やし、デザインに活かせるようにしたいです。