こんにちは、つしまです。今週はパンフレットを作っている際に、雑誌の雰囲気をデザインで表現することに悩みました。
そこでいくつかの雑誌を見て用いられている表現を参考にしたので、言語化しまとめることでアウトプットに結びつけたいと思います。
雑誌に見られるデザインの特徴
切り抜き画像を使う

全ての画像を切る抜き画像にする必要はありませんが、雑誌では切り抜き画像を使ったレイアウトパターンが非常に多かったです。敢えて崩したレイアウトや大胆な要素の配置にしたり、オブジェクト同士を重ねることで、リズム感のある魅力的なデザインに感じました。
デザインに動きが出るので単調な縦横デザインと比べるとデザイン性がアップするのもあると思います。
アウトライン文字を使う

見出しの文字の塗りを抜いて、線だけに色をつけています。画数が多い漢字だと読みづらいという欠点はありそうですが、配置すると画面内に抜け感のある小慣れた印象を与えられます。
ある程度の大きさが無いと視認性が低いため、使いすぎに注意が必要ですが「新たな装飾物や色合いを足して目立たせるほどでもない」といった見出し部分には有効だと感じました。
シンプルな形の吹き出しやフレーム

無駄な要素を除き、シンプルに仕上げた吹き出しや辺の一部を切り取った四角形などが多く使われていました。通常のデザインよりも洗練された雰囲気を感じますし、画面内の風通しが良くなるような軽やかさのある雰囲気を出せるなと思いました。
また、マーカー、矢印、アイコン、イラストなどをアクセントにして情報にメリハリを効かせた雰囲気にすると雑誌っぽくなる気がします。
手書き文字やマーカーなどの装飾を活用する
雑誌は伝える情報量が一般的なデザインより膨大である場合が多いです。そこで雑誌では「デザイン的装飾」を活用して見やすくレイアウトしていました。
マーカー風の落書き線や手描き文字を用いることで、普通に線を引くよりも、ラフな印象や手触り感のある装飾物としての質感が出るので、堅くなりがちな文章が多いページなどで活用したいなと思いました。
文字にメリハリをつける

たくさんの情報量を限られたスペースにレイアウトするためにはメリハリが重要だと思いました。タイトルやコピーなどは大胆に大きくみせ、本文は大き過ぎないサイズでコンパクトにまとめるように意識するとまとまりが上手く出せる気がします。
また、斜め文字の配置で動きを出す表現も多く見られました。文字を写真の被写体に沿うように斜めに置いたり、カーブさせることで、画面内から感じられる動きが大きく見え、賑やかさや楽しさが伝わってくる感じがしました。
さいごに
雑誌はさまざまなデザインテクニックが集約されていてとても参考になりました。また、異なる季節や異なる年度ごとにまとめてみると、変わったトレンドが感じられそうなので、毎月チェックしてみたいと思います。